訪問看護ステーションを立ち上げると決めた時によく聞かれる質問が…
訪問看護と訪問介護って何が違うの??
って質問です。
この記事では、訪問看護と訪問介護の違いについて紹介したいと思います!
訪問看護と訪問介護の違い
訪問看護は、主治医が訪問看護が必要と判断した療養者さんに訪問看護指示書を発行して、訪問看護ステーションに訪問看護の依頼をする。
介護保険適応の療養者さんであれば、ケアマネジャーからも依頼が来ます。訪問看護では主治医の指示書が必ず必要になります。
という流れになります。
なので、訪問看護は身体的な疾患を抱えていて、自宅で療養している方が対象になります。
訪問看護と訪問介護の違い
サービス | 職種 | 対象者 | 目的 | できること |
訪問看護 | ・保健師 ・看護師 ・准看護師 ・リハビリスタッフ 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 など | 治療や療養を必要とする人達 | ・療養ケア ・自宅でも医療が受けれるようにサポート | ・医療処置 点滴など ・褥瘡ケア ・健康管理 ・服薬管理 ・リハビリ など |
訪問介護 | ・介護福祉士 ・ヘルパー など | 要介護認定を受けた人 | 生活サポートが中心 | ・調理 ・買い物 ・掃除 ・洗濯 など |
Q・訪問看護師さんが一緒に病院受診してもらえませんか?
たまに、訪問看護師に病院などの受診同行(一緒に病院についていくことを同行と呼びます。)
病院受診できませんか?と
依頼があることもあるのですが、残念ながら制限やローカルルールも多く、みもざでは自費になってしまいます。
(事業所によって、受診同行は基本的に訪問看護では行っていないケースがほとんどです。)
自費になっちゃうのね〜〜〜…
ボランティアで受診同行するケースもあるとか…
要介護認定に該当しない人:地域包括支援センター・市町村の窓口などでも相談が可能
訪問介護の通院について、わかりやすいサイトがあったので下のボタンから確認してみてください!
通院介助と外出介助:訪問介護
通院介助とは、利用者さんが医療機関に受診する際に、通院するために移動の介助を行うことになります。通常、介護保険サービスの中で訪問介護が行います。
注意が必要なことは、いくつか条件があり要介護度によって通院・外出介助が行えないということ!あくまでも移動の介助であって診療時間中は適応外になります。
なので、安易に受けれない!ということです。
自費サービス(介護保険制度外サービス)で行っている事業者もあります。
受診同行すると、半日ぐらいかかることもありますよね…
ローカルルールがあるのですが、病院の中での介助は、病院スタッフが行う…医療保険内の範疇でという前提があります。病院スタッフができない時は、ヘルパーさんの介助も可能とされていますよ。制約も色々あり、難しいですよね。
訪問看護と訪問介護でできることを理解している人は少ない
訪問看護をしていて思うことは、訪問看護と訪問介護の違いは利用者さんには、よくわからない…ってことです。
認知症のある方の訪問に行くと
お風呂の掃除してくれるかい?
なんてことを言われることが、多々あります…
訪問時間に余裕があれば、私はやってしまうのですが、本来は訪問看護の仕事ではないんですよね。
でも、ひとりで生活していて、家族も遠くに住んでいる、ヘルパーさんも来ない…そんな時は、頑なに断らないようにしてます。中には、「なんで掃除してくれないんだ!!」って怒る人もいますからね。
困ってるなら、手伝いたい…
訪問看護と訪問介護の違いを完璧に理解している人は少ないんです。臨機応変に対応していくしか、ないですよね。
まとめ
訪問看護と訪問介護では、同じサービスが受けれると思っている人も多いんですが、そもそも職種が違うので医療行為ができるかどうか?というところが一番大きな違いなのではないでしょうか?