訪問看護の世界って大変そう!とか、同期のベテラン看護師たちに言われるのですが、本当にそうでしょうか?
この記事では、訪問看護の世界へ飛び込んでみたいと思うけど、合わなかったらどうしよう!なんて思ってしまっているナース達が訪問看護の世界への転職が成功するにはどうすればいいのか?
悩んで前に進めないナース達の参考になれば!と思います。
訪問看護での転職をスムーズに進めるための心構えや対処法を学んでおくことで、失敗を避け、理想に近い仕事環境を手に入れるヒントを掴んでいただければ!と思っています。
Let’s Go~
訪問看護における転職の失敗を防ぐ方法とは
訪問看護への転職を成功させるには、まず「失敗したなぁ〜」って思わないように、事前に情報収集することがとても大切だと思います。
仕事が嫌いで、楽して看護師の仕事がしたいと思っている人は、この先の記事は読まなくていいです。看護師の仕事をするにあたって、そもそも働く意欲すらない人も過去にいました。
そんなナースには、訪問看護の世界だけではなく、どんな職種であっても経営者からしたら働いて欲しいと思いませんよね。
訪問看護 転職での失敗を避ける心構え
まず最初に、「訪問看護ってやってみたいけど、どうかな?」って興味を持った時の気持ちを整理してみましょう!そして訪問看護における転職を考える際には、まず自身の目的や希望条件を明確にすることが必要ですよね。
希望条件を確認する際の項目が
などの働くにあたって、必要な情報収集をすることをお勧めします。
訪問看護の求人情報には、在宅ケアやステーションでの看護、利用者やその家族への支援など、多岐にわたる仕事内容が含まれます。そのため、事前に訪問看護の業務内容を理解し、自分の強みや課題を洗い出しておくと良いでしょう。
また、転職先の経営方針や労働環境、地域での評価などをしっかりとリサーチし、訪問看護師としての役割にやりがいや魅力を感じられるかを考えます。訪問看護では患者や家族とのコミュニケーションが欠かせないため、医療提供の立場から関わるすべての関係者と良好な信頼関係を築く覚悟が必要です。
この心構えが、転職の成功を大きく左右すると思います。
訪問看護 合わなかった場合の対処法
訪問看護の仕事が自分に合わないと感じた場合、まずはその原因を冷静に自己分析することが大切です。訪問看護は在宅でのケアが中心となり、医療施設での看護とは求められるスキルや対応が異なることがあります。
利用者やその家族との直接の対話が多く、その関係構築にやりがいを感じられない場合や、訪問先での環境が合わないといったことも考えられます。
しかし、これらの問題は全てが解決できないわけではなく、事業所内での相談や同僚とのディスカッション、さらには研修の受講などを通じて改善を図ることができます。
情報を積極的に収集し、自分に合った解決策を検討することが、結果的には訪問看護師として成長するための大切なプロセスとなります。

知識や経験不足によって、訪問看護の楽しさが理解しにくいステージもあると思います。まずは、学びながら働くという気持ちも大切です。
訪問看護 退職理由の本音と改善策
仕事を退職する理由として多く挙げられるのは、職場環境や人間関係、仕事の負荷です。訪問看護の現場でも例外ではなく、特に多くの利用者を抱えることから生じる負担が問題とされます。
訪問看護では家庭環境や家族との対話が重要であり、時には自分自身の考え一つで状況が変わることもあります。訪問看護ステーションが提供するサポートや相談窓口を上手に活用し、定期的に自己の業務を見直すことも重要です。
また、厚生労働省などが提供する関係機関の情報や自分のスキル向上の機会を利用し、働きやすい環境を自身で構築していく姿勢も必要です。
訪問看護 のメリットとデメリット
訪問看護の世界への転職には、メリットとデメリットなどを知っておく必要があります。
訪問看護のメリット
メリットとしては、利用者一人ひとりに寄り添った看護ができ、利用者の生活改善に直接的に貢献できる点です。さらに、柔軟な働き方ができ、自己成長の機会も多く提供されます。
訪問看護のデメリット
しかし、その反面デメリットとして、個々のケアが必要なために精神的な負担がかかることや、緊急訪問やオンコール対応などの突発的な対応に追われることが挙げられます。訪問看護師は、地域や利用者のニーズに合わせた対応が求められ、業務量が多くなることもあります。
このような訪問看護の特性を理解し、事業所の支援や相談を活用することが転職を成功をします。
訪問看護師 すぐ辞めるのを避ける知恵袋
訪問看護師として定着するためには、様々な知恵を活用することが求められます。まず、訪問看護という仕事の価値を再確認し、「なぜ自分は訪問看護を選んだのか?」「なぜ訪問看護に興味を持ったか?」等を振り返ることが大切です。
訪問看護は、利用者の在宅生活を支える重要な役割を果たしており、その責任感から大きなやりがいや達成感を得られる仕事でもあります。また、訪問看護は他の医療職と密接に連携しながら進める仕事であり、チームで患者を支えることにやりがいを感じる人にとって、メンバーの一員としての存在感を実感できるでしょう。
知識やスキルを深めるために、訪問看護に関する研修や教育プログラムに積極的に参加することも、一つの知恵です。訪問看護ステーションのサポートを受けつつ、モチベーションを維持しながら多くの知見を吸収し、持続可能なキャリアを築くことが出来るでしょう。
他人の自宅に行くのがハードルが高い人には訪問看護は難しい?
自宅にお伺いする事に抵抗がある人や動物アレルギーのある人・潔癖症の人には、訪問看護は大変かもしれません…
自宅にお伺いする訪問では、施設や病院のように環境が整っていない場合が多いんです。人それぞれ、生活環境が違うので、色々なお家のルールや環境があります。
部屋が汚い・整理整頓ができていないなどの理由で訪問看護に行く事に対してハードルを感じるスタッフもいるのですが、そこには【理由】があることも!
・部屋が汚い:もともとは、きれい好きだったのに体調が悪くて掃除や洗濯ができなくなった為、部屋が清潔ではない…
・整理整頓ができていない:ベットで横になっている時間が長くなってきたため、他の人に迷惑をかけないようにベッド周りによく使う物や衣服など自分が動きやすいようにしている。
・動物のアレルギーがある。:すべての利用者さん達が動物を飼っているわけではないですが、自宅で過ごしたい理由が動物達のことも!

自宅でネコや犬、モモンガ、鳥など飼っている利用者さんたちも多いよ!
もちろん、訪問される側も他人を自宅へ招き入れるわけですからね。とても気を遣われる方達も多いことは忘れないでいましょう。
訪問看護を提供していない時間帯の業務とは?
訪問看護では、ただ利用者さんの自宅にお伺いして訪問看護を提供するだけではありません。
実は訪問看護ステーションの事務所の中では、訪問看護の時間以外の隙間で記録・研修・カンファレンス・申し送り・外部からの電話の対応、事業所内の掃除などさまざまな業務を行っています。

そうなんだ!
- 訪問看護計画書・訪問看護報告書の作成
- 日々の記録(訪問看護記録Ⅱ)
- フェイスシート(訪問看護記録Ⅰ)
などの記録があります。
最近の訪問看護ステーションでは、電子カルテの使用が主流になってきていますので、電子カルテやパソコンの入力が苦手な方にとっては、日々の業務が苦痛に感じるケースもあるようです。
病棟や施設と一番違うのは、ナースコールがないということでしょうか?
まとめ
訪問看護に興味はあるけど、転職しても大丈夫かな?って悩んでいる人は、まず訪問看護に興味を持った事に対して、深掘りしてみる事をお勧めします。
その後、訪問看護のメリット・デメリットを考えて、自分自身の性格や思考に合っているか?考えてみるのもいいかと思います。
また、入職した後に悩んだりした際は必ず上司などにまず相談して行くことも大切です。
訪問看護ステーションは、看護管理者や法人の理念などによってもサービス提供の方針が少しずつ異なってきます。まずは、興味のある訪問看護ステーションへ見学に行ってみるのもいいと思います。
